--不動産を売却する方への助言--

地価の動向 私が、この業界に入ってから30年以上を経過しましたが、現在のように、地価が数年間下落し続けたことは、全くありませんでしたし、誰しもが地価は上がり続けるものだと信じて疑いませんでした。しかし、バブル(泡)崩壊という日本経済にとって致命傷とも思える大きな痛手を負いました。 その後、不良債権処理が進まず、およそ10年後、小泉内閣になって一気に債権処理を行いました。その結果、土地の下落が加速しバブル以前の価格まで落ち込みました。日本経済も泥沼に落ち込んだまま低成長時代が続きましたが、数年前から自動車産業、鉄鋼関係に回復感が見られ、地価も東京から上昇してきました。
 ところが、耐震偽装問題から、昨年6月に建築基準法が改正され、マンション等では、従来要していた申請期間が6ヶ月も先送りされたことで建築土木業者が軒並みに倒産する事態が発生しました。 また、アメリカから始まり全世界に飛び火した「サブプライムローン」問題で、金融不安に陥り、一部の投資家が原油市場に走り、現在のリッター170円という、かつてないガソリンの高騰を招いております。原油の高騰は、ガソリンだけではなく、あらゆる生活必需品の物価高にも影響しております。
 地価は、一部大都会で上昇したものの、最近では下落に転じておりま。 姫路市では、飾磨・新在家・辻井等で一部上昇地域はありますが、全般的に安定期に入った感がします。
今後の見通し 現在の物価高は、消費者の購買意欲を抑止しており、不動産購入にも影響を与えております。
また、現在土地を探されている方の殆どは、建築条件のない土地で、自由な設計で、好みの建築業者に建ててもらうことを望んでいます。これから、少子化が進む中では、その傾向が続くと思われます。
 結局、土地にも格差が生じ、南向き、角地等は高くなり、それ以外は相当安くなりそうです。
建物は、材料が上昇していますので、特にマンション価格は上昇するでしょう。反面、中古市場が動き出す可能性があります。

金利は、横ばいか多少上昇傾向にあります  
助言 ●今土地を一親等以外の方と共有している場合は、出来れば相続が発生する前に売却して現金清算した方が無難です。私の周りでも、兄弟が相続で裁判をし、売却できない物件が多数あります。特に、女性が関係する場合が多いです。
●道のない田や畑を業者が買いに来た場合は、道路に面している土地から順次買い増していると思われるので、知り合いの業者と相談の上売却することを勧めます。道のない土地は評価がありませんので。
 
●中古物件を売却する方は、2年前からアスベスト問題、耐震問題、地中埋設物問題等が発生して、売主の責任が重くなっております。物件の重要事項説明書にもそれらの調査結果報告を記載しなければなりません。直接買主を探して売却した場合のリスクが重くなりました。また、裁判も増えております。昔ながらの口先だけの不動産業者では、重要事項説明書が書けないのが現状です。
 
結局、信頼でき、地元に根付いた、出来れば物件の地歴を周知した宅建業者に媒介依頼するのが良いかと思います。

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